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2022/01/02 ライフプラン
「自分もいつか達成してみたい」と憧れる方もいるのではないかと思います。
「年収1000万円」「貯金1000万円」と聞くといずれも3桁の大台の金額。
したがって、仕事をしている現役世代であったり、現在貯蓄に励まれている人であれば、
「自分もいつか達成してみたい」と憧れる方もいるのではないかと思います。
最近では、岸田新政権では「賃金アップ」が話題となっていますが、どこまで上げることができるのでしょうか。
では、こうした3桁の年収と預貯金は、一体どちらが実現するのが難しいのでしょうか。
今回は、公開資料をもとに、その可能性であったり、割合についてみていきたいと思います。
2021年9月に国税庁から開示がされた「令和2年分 民間給与実態統計調査」をみると、
給与レンジごとに、その割合が見えてきます。
▼男性の給与階級別給与所得者数・構成比
男性の給与所得者で1000万円を超える人の割合は、全体の7.1%(令和2年)
▼女性の給与階級別給与所得者数・構成比
女性の給与所得者で1000万円を超える人の割合は、全体の1.1%(令和2年)
▼全体の給与階級別給与所得者数・構成比
全体の給与所得者で1000万円を超える人の割合は、全体の4.7%(令和2年)
したがって、年収1000万円を超える人は、日本全体でいえば給与所得者のわずか5%程度といえ、
なかなかの狭き門ということがわかります。
貯蓄には預貯金だけではなく、有価証券も一部含まれます(ただし、不動産は含みません)。
したがって、貯蓄が完全に預貯金だけとは言い切れないのですが、
日本の場合は米国などと違って貯蓄に占める預貯金の比率が高いので、ここでは貯蓄全体で見ていきます。
2021年5月18日に総務省より開示された「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」を見ていくことにしましょう。
▼2人以上の世帯の貯蓄高分布
貯蓄が1000万円を超えるのは2人以上の世帯で51.1%
この中には、高齢者を含みますので、退職金などを手にして、貯蓄が多い可能性があります。
▼2人以上の世帯のうち勤労世帯の貯蓄高分布
2人以上の世帯で勤労世帯について貯蓄が1000万円を超える世帯の割合は43%
ざっくり4割の世帯が貯蓄で1000万円を超えるということがわかりました。
一方で、貯蓄が100万円未満の世帯も11.4%おり、
こうしてみると同じ勤労者世帯といっても貯蓄水準の格差は大きく見えます。
結論としては、年収1000万円超を手にすることの方が難しそうです。
もっとも、給与はフローで、貯蓄はストックなので、スピードを重視するウサギよりも、
着実にためるカメの方が目標に到達することができるとも言えます。
【参考元:Yahoo!ニュース】
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